染色品の洗濯について
墨の絞りや型染めの取り扱いについて個々にご説明しているものの、注意書きなどの説明書を作ってはいなかった。・・・作らねば!
誤解が生じないように補足の説明が必要かもしれないと思うことあり。
墨の型染めや手描きは紅型と同様、呉汁で溶いた墨を蒸し洗いして定着させてあります。
墨は紅型の顔料と同様に染料よりも大きな粒子があるので生地(繊維)の上に付着した状態で定着しています。
そこで、気になった事です。
たとえば、上布や芭蕉布の紅型染めを自宅で手洗いや、洗濯機で洗濯される方は少ないと思います。
私の墨染めの浴衣は綿素材や、手績み手織りの麻であっても決して高価なものではない事もあり、比較的気安く自宅で洗濯が出来ます。
そこで、気をつけていただきたい点があります。
・家庭での洗濯は可能です。
・しかし、Tシャツや寝具の様な頻繁に洗濯をする為に考えられた染料とは染め方が全く違いますので、出来るだけいたわって洗って欲しいという点です。
・粒子のある顔料や墨の特徴は、耐光堅牢度が高い(色あせが少ない)という点が染料より勝っています。
・逆に劣っているのは、摩擦堅牢度(擦れに弱い)が低い・・・・点。
頻繁にごしごし洗うのは避けていただきたいと思います。
洗うときには、そっと押し洗いで、気になる部分はそこだけ揉み洗いなどしていただければ、比較的長く良い状態が保てると考えております。
・あと、白地の浴衣は、色あせや、くすみが気になってきたら、丸染めも選択肢のひとつなのでご相談ください。
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